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徳島大学大学院社会産業理工学研究部社会総合科学域人間科学系心理学分野
徳島大学創成科学研究科臨床心理学専攻
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研究活動

専門分野

臨床発達心理学 (Clinical Developmental Psychology), 発達心理学 (Developmental Psychology), 教育心理学 (Educational Psychology)

研究テーマ

神経発達症群(Neurodevelopmental Disorder / 旧:発達障がい)のある児童・生徒への支援について,応用行動分析の視座より,1)自己管理の形成を促進するフィードバック技法の開発,2)行動計測技術による社会相互作用の顕在化と支援システムへの導入,3)準専門家(教員・保育士・保護者など)の支援スキルの熟達化を促す間接支援システム(コンサルテーション:巡回相談)の構築と評価,4)遠隔支援技術(Tele-Health)による支援者支援,以上の4領域で研究を行っています. (発達障害 (developmental disorder), 応用行動分析学, コンサルテーション (consultation), 支援者支援)

著書・論文

著書:

1. 榎本 拓哉 :
知的障害のある人への心理支援:第7章『知的障害のある青年の自立を支える施設での心理支援』,
学苑社, 2022年9月.
2. 榎本 拓哉 :
教師・保育者のためのカウンセリングの理論と方法:カウンセリングの理論6:応用行動分析,
北樹出版, 2021年9月.
3. 榎本 拓哉 :
手を動かしながら学ぶ 神経心理学:3 章 発達の過程で生じる高次脳機能の問題 3.1 神経発達症 3.1.1 限局性学習症(SLD) / 3.1.2 注意欠如多動症(ADHD),
朝倉書店, 2021年9月.
4. 榎本 拓哉 :
みんなで考える特別支援教育:第19章 行動分析による適応行動の促進,
北樹出版, 2019年11月.
5. 榎本 拓哉 :
公認心理師・臨床心理士のための発達障害論:インクルージョンを基盤とした理解と支援:『第10章 児童期1:特別なニーズ教育とインクルーシブ教育』『第11章 児童期2:学習支援の実際』 『第12章 移行期の支援』,
学苑社, 2019年4月.
6. 榎本 拓哉 :
理論と実践をつなぐ 教育心理学:第8章 アセスメントと教育評価,
みらい, 2019年3月.

学術論文(審査論文):

1. 大石 幸二, 青木 啓, 若井 広太郎, 藤島 瑠利子, 新城 理奈, 榎本 拓哉 :
知的障害を伴う自閉スペクトラム症(ASD)児における対人相互作用の変容:行動観察を基にした情動的交流あそびの効果評価,
臨床発達心理実践研究, Vol.17, No.2, 92-103, 2023年.
2. Kitamura Nobuyuki, Shishido Hidehiko, Takuya Enomoto, Kameda Yoshinari, Yamamoto Jun-ichi and Kitahar Itaru :
Development of Multi-View Video Browsing Interface Specialized for Developmental Child Training,
2019 12th Asia Pacific Workshop on Mixed and Augmented Reality (APMAR), 1-8, 2019.
3. Higuchi Keita, Matsuda Soichiro, Kamikubo Rie, Takuya Enomoto, Sugano Yusuke, Yamamoto Junichi and Sato Yoichi :
Visualizing Gaze Direction to Support Video Coding of Social Attention for Children with Autism Spectrum Disorder.,
IUI '18 23rd International Conference on Intelligent User Interfaces, 571-582, 2018.
4. A Tsuji, Takuya Enomoto, S. Mastuda, J. Yamamoto and K. Suzuki :
Modeling and Quantitative Measurement Method of the Tripartite Interpersonal Distance Dynamics for Children with ASD.,
Computers Helping People with Special Needs. ICCHP 2018. Lecture Notes in Computer Science., Vol.10896, 523-526, 2018.
5. A. Tsuji, S. Sekine, Takuya Enomoto, S. Matsuda, J. Yamamoto and K. Suzuki :
Modeling of the chasing behaviors for developmental program of children with autism spectrum disorders,
2017 IEEE 16th International Conference on Cognitive Informatics & Cognitive Computing (ICCI*CC)., 115-124, 2017.
6. 榎本 拓哉 :
知的障害を伴った自閉性障害児に対する余暇活動スキルの獲得 : ビデオモデリングパッケージからの検討,
発達障害支援システム学研究, Vol.12, No.2, 55-63, 2013年.
7. 榎本 拓哉, 竹内 康二 :
発達障害児におけるWISC-Ⅳプロフィールと行動特徴の関連,
多摩心理臨床学研究, No.6, 7-14, 2012年.
8. 榎本 拓哉 :
家庭場面における母親との協働的な行動支援 : 広汎性発達障害児による行動問題への支援を通じて,
発達障害支援システム学研究, Vol.10, No.2, 61-69, 2011年.
9. 榎本 拓哉 :
広汎性発達障害児の小集団場面における着席行動の改善--指示刺激の様相を考慮した刺激変更手続きの検討,
多摩心理臨床学研究, No.5, 39-46, 2011年.
10. 竹内 康二, 榎本 拓哉, 浅原 大輔 :
チックの低減における行動論的アプローチの効果--ハビット・リバーサル法,自己モニタリング法,トークンエコノミー法の適用事例,
多摩心理臨床学研究, No.5, 33-38, 2011年.

学術論文(紀要・その他):

1. 竹内 康二, 榎本 拓哉, 塚本 匡 :
途上国支援(マレーシア・インドネシア)における応用行動分析,
慶應義塾大学大学院社会学研究紀要, No.93, 107-112, 2022年.
2. 北村 誠之, 宍戸 英彦, 榎本 拓哉, 亀田 能成, 山本 淳一, 北原 格 :
発達教育支援に着目した多視点映像閲覧インタフェースの開発,
電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報, Vol.117, No.391, 175-182, 2018年.
3. 小篠 裕子, 榎本 拓哉 :
生徒画像のセンシングによるプライバシー問題に関する教育現場の声 : 学外持ち出し可能なデータ形態のありかたに関する調査,
電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報, Vol.117, No.210, 181-183, 2017年.
4. 志田 全弘, 亀田 能成, 石塚 祐香, 辻 愛里, 榎本 拓哉, 山本 淳一, 鈴木 健嗣, 北原 格 :
注釈情報を3次元的にAR提示可能な多視点映像閲覧方式,
電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報, Vol.116, No.494, 107-112, 2017年.
5. 榎本 拓哉, 竹内 康二 :
重度知的障害児へのビデオフィードバックを用いた行動支援 : 自由遊び場面での不適切行動の修正から,
明星大学心理学年報, No.32, 19-23, 2014年.

国際会議:

1. Takuya Enomoto :
Staff Training and Support for Kindergarten Teachers Using Telehealth, --- Behavioral Consultation for Children With Neurodevelopmental Disorders ---,
Association for behavioral analysis international 49th Annual Convention, Denver, May 2023.
2. Takuya Enomoto and J Yamamoto :
Effect of Brief Parent Training for Children With Autism Spectrum Disorder.,
ABAI International 11th International Conference; Dublin, Ireland, Sep. 2022.
3. 大石 幸二, 小関 俊祐, 大橋 智, 榎本 拓哉, 新井 雅 :
教育・特別支援部会 シンポジウム『行動コンサルテーションによる教育分野への支援 』,
一般社団法人 公認心理師の会 2020 年度 年次総会, 2020年10月.
4. Takuya Enomoto, A Tsuji, K. Suzuki and J. Yamamoto :
The effect of group activity on social interaction of children with autism spectrum disorder: Quantifying with motion capture system.,
ABAI 12th Annual Autism Conference, Miami, FL., Jan. 2018.
5. Takuya Enomoto, A Tsuji, S Matsuda, S Sekine, K. Suzuki and J. Yamamoto :
The effect of play activity on social interaction of children with autism spectrum disorder: Quantifying with motion capture system.,
The 11th Annual Autism Conference, San Juan, Puerto Rico, Jan., Feb. 2017.
6. J. Yamamoto, A Mastuzaki and Takuya Enomoto :
The effect of parent training program for young children with autism spectrum disorder : A decision making model for selecting training procedures.,
8th World congress of behavioral and cognitive therapies, Melbourne, Jun. 2016.
7. Takuya Enomoto, S. Sekine and J. Yamamoto :
Evaluation and intervention of the visual attention in children with autism spectrum disorder using Head Mounted Camera.,
42nd ABAI Annual Convention, Cicago., May 2016.
8. A. Matsuzaki, Takuya Enomoto, S Matsuda, Y. Ishizuka, N. Naoi, Y. Minagawa and J. Yamamoto :
Examining the Effectiveness of a Parent Training as a Part of a Newly Developed University-based Comprehensive Intervention Program.,
The 8th International Conference of Association for Behavior Analysis., Sep. 2015.
9. Takuya Enomoto and K. Takeuchi :
Behavioral Consultation to a Special Support School Using Video Feedback.,
The 8th International Conference of Association for Behavior Analysis., Sep. 2015.
10. Takuya Enomoto and K. Takeuchi :
Behavioral consultation to a special support school: From the increase in a behavioral repertoire.,
7th Conference of the European Association for Behavior Analysis, Stockholm, Sweden., Sep. 2014.
11. Takuya Enomoto and K. Takeuchi :
Self-Monitoring to Improve Complex Discussion Skills to Children with PDD.,
39th ABAI Annual Convention, Minneapolis., May 2013.
12. Takuya Enomoto and K. Takeuchi :
Using video modeling to teach card game rule to a children with autism: Concentration and Babanuki (Japanese Old Fish).,
38th ABAI Annual Convention, Seattle., May 2012.
13. Takuya Enomoto and K. Takeuchi :
Staff Training on Implementation of Discrete:Trial Teaching on Pervasive Developmental Disorder.,
37th ABAI Annual Convention, Denver., May 2011.
14. A. Sugimoto and Takuya Enomoto :
Training in visual skills improves a dyslexic Philippine childs ability in reading and writing Japanese Kanji -characters.,
The International Conference on Cognitive,2010,Bei-Jin., May 2010.

国内講演発表:

1. 小林 克巳, 榎本 拓哉 :
神経発達症を抱える不登校児の保護者が求める社会的リソースの分析, --- 保護者のインタビューから ---,
日本LD学会第32会大会, 2023年10月.
2. 矢野 善教, 大橋 智, 遠藤 愛, 榎本 拓哉, 小川 洸菜, 原口 政明 :
遠隔支援技術を用いた巡回相談支援システムの社会実装3, --- 高等学校における活用可能性の検討 ---,
日本特殊教育学会第61回大会, 2023年8月.
3. 遠藤 愛, 榎本 拓哉, 大橋 智, 小川 洸菜, 原口 政明, 矢野 善教 :
遠隔支援技術を用いた巡回相談支援システムの社会実装2, --- 通級指導教室における活用可能性の検討 ---,
日本特殊教育学会第61回大会, 2023年8月.
4. 大橋 智, 榎本 拓哉, 宮木 秀雄, 須藤 邦彦, 松岡 勝彦 :
遠隔支援技術を用いた特別支援教育巡回相談の展開②,
日本特殊教育学会第61回大会, 2023年8月.
5. 榎本 拓哉, 小林 克巳 :
神経発達症がある不登校児童・生徒を育てる保護者への支援リソースの 分析,
日本LD学会第31回大会京都, 2022年10月.
6. 大橋 智, 榎本 拓哉, 遠藤 愛, 小川 洸菜, 矢野 善教, 半田 健 :
遠隔支援技術を用いた特別支援教育巡回相談の展開① :遠隔支援技術の導入に関わる障壁の検討(自主シンポジウムⅠ-31),
日本特殊学会第60回大会, 2022年9月.
7. 榎本 拓哉 :
発達障害の子を持つ母親への支援:乳幼児の子どもに焦点をあてて,
東京都委託助産師指導講習会, 2019年12月.
8. 竹内 康二, 刎田 文記, 近藤 健太, 旭岡 善介, 榎本 拓哉 :
発達障害児における知的行動の促進に向けた新しいアセスメントと訓練アプリ,
日本LD学会第28回大会(横浜), 2019年11月.
9. 榎本 拓哉 :
発達障害の子を持つ母親への支援:乳幼児の子どもに焦点をあてて,
桶谷式母乳育児推進協会サポートセミナー, 2019年11月.
10. 榎本 拓哉 :
発達障害を持つ子の母親への支援:子どもと母親の関係から支える,
東京都委託助産師教育指導講習会, 2018年11月.
11. 石塚 祐香, 大森 圭貢, 榎本 拓哉, 梶谷 勇, 米山 直樹, 山本 淳一 :
応用行動分析学における新たな「定量化」方法の開発と実証(公募企画シンポジウム3),
日本行動分析学会第35回年次大会, 2017年10月.
12. 松岡 里沙, 松﨑 敦子, 榎本 拓哉, 山本 淳一 :
発達行動コンサルテーションの定式化:フィデリティ確立のための探索的研究,
日本行動分析学会第35回年次大会, 2017年10月.
13. 脇 貴典, 太田 研, 榎本 拓哉, 大石 幸二, 春木 美紀 :
特別支援学校教員の省察的実践を支える職能発達プログラム,
日本特殊教育学会第54回年次大会, 2016年9月.
14. 榎本 拓哉, 辻 愛里, 鈴木 健嗣, 山本 淳一 :
モーションキャプチャを使用した自閉スペクトラム症児の対人相互作用場面の分析,
行動リバビリテーション研究会第5回大会, 2016年4月.
15. 大森 圭貢, 石塚 祐香, 関根 悟, 榎本 拓哉, 山本 淳一 :
自閉スペクトラム症児の運動発達の特徴および発話明瞭度と座位姿勢の関係,
行動リバビリテーション研究会第5回大会, 2016年4月.
16. 榎本 拓哉, 竹内 康二 :
Video Feedback手続きによる行動コンサルテーション : 特別支援学校小学部での介入研究から,
日本行動分析学会年次大会, 2015年9月.
17. 榎本 拓哉, 竹内 康二 :
ビデオモニタリング手続きを用いた小集団会話場面への支援,
行動分析学会第32回年次大会, 2014年9月.
18. 榎本 拓哉, 竹内 康二 :
ビデオモニタリングを用いた小集団会話場面への支援 : 自閉性障害児の適切なディスカッションスキルの形成,
行動分析学会第31回年次大会, 2013年9月.
19. 橋本 創一, 榎本 拓哉, 島田 博祐, 藤野 博, 安住 ゆう子, 田口 禎子, 千田 若菜, 小谷 裕実, 伊澤 信三 :
発達障害児者のSSTを中心とした療育・支援プログラムの実践研究:大学,NPO法人,医療機関による活動と地域貢献について,
日本特殊教育学会第51回年次大会, 2013年8月.
20. 杉本 明子, 榎本 拓哉 :
漢字学習に困難を示す外国人ディスレクシア児の認知特性,
日本教育心理学会35回年次大会, 2010年10月.
21. 榎本 拓哉 :
自閉性障害児のカードゲーム実行スキル獲得を目的としたビデオモデリング手続きの検討,
特殊教育学会第47回年次大会, 2010年9月.
22. 榎本 拓哉, 竹内 康二 :
準専門家によるABCチャートを利用した行動観察内容の分析,
行動分析学会第28回年次大会, 2010年9月.
23. 杉本 明子, 榎本 拓哉 :
漢字学習に困難を示す外国人ディスレクシア児の認知特性,
日本教育心理学会総会発表論文集, 2010年2月.
24. 榎本 拓哉, 中島 清貴, 島田 博祐 :
軽度発達障害児の一斉指示順守行動の改善:妨害刺激を考慮した音声刺激の変更が与える影響,
日本LD学会第15回年次大会, 2009年11月.
25. 榎本 拓哉 :
離散試行型訓練実行スキルの改善を目的としたスタッフトレーニング:訓練手続きが初心指導者の行動に与える影響の検討,
日本特殊教育学会第46回年次大会, 2009年9月.

その他・研究会:

1. 榎本 拓哉 :
集団で支える子どもの発達:みんなの笑顔が増えるクラス運営,
日野市幼稚園全体研修会, 2017年10月.

科学研究費補助金 (KAKEN Grants Database @ NII.ac.jp)

  • 幼稚園を基盤とした遠隔技術とVideo-Feedbackによる包括的保護者支援 (研究課題/領域番号: 22K02790 )
  • 児童生徒の個に応じた学びを実現する遠隔通信技術を用いたアウトリーチの社会実装 (研究課題/領域番号: 22K02217 )
  • 神経発達症児へ継続的なビデオセルフモニタリングを提供する遠隔支援技術の開発と評価 (研究課題/領域番号: 20K22196 )
  • 研究者番号(90792713)による検索