徳島大学 / 教育研究者総覧 --- 趙彤

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専門分野

○	マクロ経済学 (Macroeconomics)
○	マクロ経済学 (Macroeconomics)
○	金融ミクロデータ分析

研究テーマ

○	経済成長論, 人口経済学 (マクロ経済学, 経済成長, 経済理論モデル, 人口, 少子化と年金)
○	経済成長論, 人口経済学 (マクロ経済学, 経済成長論, 理論経済学, 人口経済学, 少子化)
○	中国ネット金融 (P2Pネット金融, 消費者金融, ビッグデータ分析)

著書・論文

学術論文(審査論文):

1.	趙彤, 石田基広 : P2Pネット金融において河南人が本当に差別されたか?, パーソナルファイナンス研究, Vol.8, 61-72, 2021年. (キーワード) 中国P2Pネット金融 / 地域金融差別 (出版サイトへのリンク) ● Publication site (DOI): 10.20752/japf.8.0_61 (文献検索サイトへのリンク) ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1390012093096747264 ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.20752/japf.8.0_61 (DOI: 10.20752/japf.8.0_61, CiNii: 1390012093096747264)
2.	趙彤, 水ノ上智邦(徳島文理大学) : 主成分分析による中国P2Pネット金融プラットフォームの格付け, 徳島文理大学研究紀要, Vol.101, 1-14, 2021年. (キーワード) 中国P2Pネット金融 / 主成分分析 (出版サイトへのリンク) ● Publication site (DOI): 10.24596/tokusimabunriu.101.0_1 (文献検索サイトへのリンク) ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1390288757502737024 ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.24596/tokusimabunriu.101.0_1 (DOI: 10.24596/tokusimabunriu.101.0_1, CiNii: 1390288757502737024)
3.	趙彤, 水ノ上智邦(徳島文理大学) : 中国P2Pネット金融はなぜ倒産ラッシュに追い込まれたか, パーソナルファイナンス研究, Vol.7, 48-65, 2020年. (要約) <p>中国のP2P ネット金融は2018 年半ばに大きな倒産ラッシュに見舞われた．その理由を説明する先行研究は，金融引き締め政策への変更，景気の悪化や規制の強化などによる外部要因説と，情報の非対称性や投資家の投資バイアスなどによる市場の失敗説に大別される．本稿は，これらの既存研究とは異なる内部要因説を提唱する．中国のP2P ネット金融は，「完全保証リスク」と「ディスクロージャーリスク」というプラットフォームの倒産に繋がる重大なリスクを抱えたまま，規模拡大を追求してきた．その原因は，P2P ネット金融プラットフォームが金融機関であり，かつIT 企業でもあるという特徴にある．その特徴により，各プラットフォームは，市場に参入した途端，「軍拡競争の囚人のジレンマ」的状況に置かれ，市場の独占を目指した規模拡大を強いられることになる．2018 年の倒産ラッシュの最大の原因は，プラットフォームが急成長を果たした原因と同一であり，これまで規模拡大によって先送りされたリスクが，外部環境の悪化をきっかけに一気に表面化したことによるものである．つまり，倒産ラッシュの発生は，急成長の時点ですでに避けられないものであった．</p> (キーワード) 中国P2Pネット金融 / 金融危機 / 金融システミック・リスク (出版サイトへのリンク) ● Publication site (DOI): 10.20752/japf.7.0_47 (文献検索サイトへのリンク) ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1390289564743586560 ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.20752/japf.7.0_47 (DOI: 10.20752/japf.7.0_47, CiNii: 1390289564743586560)
4.	趙彤, 石田基広, 服部恒太 : 中国P2Pネット金融における差別, パーソナルファイナンス研究, Vol.7, 13-24, 2020年. (要約) <p>中国のP2P ネット金融は，ここ10 年の間，大きく成長してきた．本稿では大手P2P ネット金融プラットフォームである「人人貸」(RRD)の取引レコードを用いて，借手の非金融的属性(年齢，性別，婚姻状況など)がローン証券の成約，デフォルト及び収益に与える影響を3つの統計モデルに基づき分析した．結果として，標準的な経済学の理論に反し，統計モデルではローン証券の成約，デフォルト率と収益率に借手の非金融的属性が有意に効いていることが確認できた．これは貸手がローン証券に投資する際，借手の非金融的属性を積極的に利用していることを意味し，借手の非金融的属性が金融的属性と同じ，貸手にとっては非常に重要な借手情報である．さらに，性別，学歴，婚姻状況と勤務所在地に対する差別は合理的な統計的差別(Statistical Discrimination)に対して，年齢に対する差別は非合理的選好による差別(Taste-based Discrimination)と判別することができた．</p> (キーワード) P2Pネット金融 / 地域金融差別 (出版サイトへのリンク) ● Publication site (DOI): 10.20752/japf.7.0_13 (文献検索サイトへのリンク) ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1390289564745064320 ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.20752/japf.7.0_13 (DOI: 10.20752/japf.7.0_13, CiNii: 1390289564745064320)
5.	趙彤, 水の上智邦 : 中国 P2P ネット金融規制について, パーソナルファイナンス研究, Vol.6, 81-97, 2019年. (キーワード) P2Pネット金融 / 金融規制 (徳島大学機関リポジトリ) ● Metadata: 115518 (徳島大学機関リポジトリ: 115518)
6.	趙彤, 石田基広 : P2Pネット金融の投資家が本当に賢いか?, パーソナルファイナンス研究, Vol.6, 47-56, 2019年. (キーワード) P2Pネット金融 / 投資決定 / ローンデフォルト (徳島大学機関リポジトリ) ● Metadata: 115517 (徳島大学機関リポジトリ: 115517)
7.	水の上智邦, 趙彤 : 中国 P2P ネット金融プラットフォームのイベントヒストリー分析, ICCS現代中国学ジャーナル, Vol.12, No.1, 19-36, 2019年. (キーワード) ネット金融 / P2P レンディング / 中国経済 / イベントヒストリー分析 (徳島大学機関リポジトリ) ● Metadata: 114068 (文献検索サイトへのリンク) ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1050282677895151616 (徳島大学機関リポジトリ: 114068, CiNii: 1050282677895151616)
8.	趙彤, 水ノ上智邦 : 雇用形態が男性の結婚に与える影響, 人口学研究, Vol.37, No.50, 75-88, 2014年. (要約) 本研究の目的は,晩婚化・非婚化問題の原因解明のため,男性の結婚に焦点を当て,男性の結婚経験は雇用形態によりどのような影響を受けているのかについて「就業構造基本調査(平成19年)」(総務省)を用いて実証的に分析することである．本稿では,女性は結婚相手の選択に際し,男性の将来所得を示すシグナルを観察し,それを基に結婚を決定しているという仮説を立てる．男性の将来所得のシグナルとしては,現在の雇用形態(正規雇用,非正規雇用),初職の雇用形態,職業や学歴などが利用されると考えられる．上記仮説を,「就業構造基本調査」の個票データを用いて検証し,男性の結婚経験率に与える要因を分析した．さらに,その要因が年齢階級によってどのように変容するのかを分析している．分析結果から得られた知見は次の通りである．第1に,将来所得のシグナルである雇用形態が,全年齢階級にわたって男性の結婚経験に影響を与える．具体的には非正規雇用と非就業であることが結婚経験率を低下させる．第2に,初職の雇用形態が非正規であったことは,それ以前の世代とは異なり,バブル崩壊以後に大学を卒業した世代に対して結婚経験の確率を低下させた可能性がある．第3に,学歴は20代から30代においては将来所得のシグナルとして有効ではなく,むしろ高学歴であることは若年層において結婚のタイミングを遅らせる効果を持つことが明らかになった． (キーワード) 雇用形態 / 結婚 / 少子化 (文献検索サイトへのリンク) ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1390001204645152640 (CiNii: 1390001204645152640)
9.	Tong Zhao and 佐野和夫 : Inflation Dynamics with Bounded Rationality, Journal of Business & Economics, Vol.6, No.1, 1-22, 2014. (キーワード) bounded rationality / Keynesian Phillips curve
10.	趙彤 : 二部門成長モデルにおける出生選択及び資本蓄積, 経済学雑誌, Vol.107, No.1, 12-30, 2006年. (要約) This paper considers a two-sector endogenous growth model in which both human capital accumulation and physical capital accumulation are one of engines in economic growth. The model is also a dynastic model. In the model, parents choose own consumption, intergenerational transfers and fertility, and decide time spent in education which determines human capital accumulation in next period. It becomes clear that the relation between fertility and human capital accumulation is negative. With economic growth, the ratio of physical capital accumulation to human capital accumulaiton goes down, and human capital accumulation becomes more important than physical capital accumulation in economic growth. It also is clear that, in order for human capital accumulation and economic growth, not physical capital or consumption but fertility is sacrificed. (キーワード) Two-sector model of economic growth / Physical and human capital ratio / Fertility choice (文献検索サイトへのリンク) ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1520853832827909760 (CiNii: 1520853832827909760)
11.	趙彤 : 内生的人口成長，児童労働及び経済成長, 経済学雑誌, Vol.105, No.1, 166-192, 2004年. (要約) We apply a dynamic model to a closed economy where parents decide fertility and child labor along with consumption and intergenerational transfers. In the model, parents are altruistic toward children, allocating children's time for leisure and child labor. We adopt "the luxury axiom" and the substitution axiom" of Basu and Van (1998), but modify "the luxury axiom" to recognize that child labor can be determined not as a corner solution but as an interior solution. This setup can result in the multiple steady-states, and which of steady-states is chosen is not dependent on coordination or other reasons based on externality, but on the utility levels of each steady-state. It becomes clear that, although parents are altruistic toward children, the relation between fertility and child labor is positive in the steady-state.

学術論文(紀要・その他):

1.	趙彤, 水ノ上智邦 : 中国の新興決済機構のイノベーション, 東アジアへの視点, Vol.31, No.1, 57-76, 2020年. (キーワード) キャッシュレス / 決済イノベーション (徳島大学機関リポジトリ) ● Metadata: 115373 (出版サイトへのリンク) ● Publication site (DOI): 10.20787/agishiten.31.1_34 (文献検索サイトへのリンク) ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1390285300180557824 ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.20787/agishiten.31.1_34 (徳島大学機関リポジトリ: 115373, DOI: 10.20787/agishiten.31.1_34, CiNii: 1390285300180557824)
2.	趙彤, 水ノ上智国 : 中国の「三農」P2Pネット金融と「翼龍貸」, 東アジアへの視点, Vol.28, No.2, 48-62, 2018年. (キーワード) ネット金融 / 消費者金融 / 信用仲介 (徳島大学機関リポジトリ) ● Metadata: 113979 (出版サイトへのリンク) ● Publication site (DOI): 10.20787/agishiten.28.2_48 (文献検索サイトへのリンク) ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1390845702311670144 ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.20787/agishiten.28.2_48 (徳島大学機関リポジトリ: 113979, DOI: 10.20787/agishiten.28.2_48, CiNii: 1390845702311670144)
3.	趙彤, 水ノ上智邦 : 中国 P2P ネット金融の現状, 東アジアへの視点, Vol.28, No.1, 45-61, 2017年. (キーワード) ネット金融 / 消費者金融 / 信用仲介 (徳島大学機関リポジトリ) ● Metadata: 113978 (出版サイトへのリンク) ● Publication site (DOI): 10.20787/agishiten.28.1_45 (文献検索サイトへのリンク) ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1390001277400030720 ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.20787/agishiten.28.1_45 (徳島大学機関リポジトリ: 113978, DOI: 10.20787/agishiten.28.1_45, CiNii: 1390001277400030720)
4.	趙彤, 水ノ上智邦 : 徳島県の晩婚化・非婚化の現状とその要因, 徳島大学社会科学研究, No.29, 131-193, 2016年. (キーワード) 晩婚化 / 非婚化 / 少子化 (徳島大学機関リポジトリ) ● Metadata: 109574 (徳島大学機関リポジトリ: 109574)
5.	趙彤, 水の上智邦 : 結婚行動の性別役割の違いと地域間格差, 徳島文理大学研究紀要, No.89, 17-26, 2015年. (キーワード) 結婚行動 / 雇用形態 / 結婚経験率の地域格差 (文献検索サイトへのリンク) ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1520853833820041728 (CiNii: 1520853833820041728)
6.	趙彤, 水ノ上智邦 : 徳島県の若年層の結婚行動, 徳島大学地域科学研究, Vol.4, No.1, 11-52, 2014年. (キーワード) 徳島県 (Tokushima prefecture) / 晩婚化・非婚化 / 就業構造基本調査 (徳島大学機関リポジトリ) ● Metadata: 106425 (文献検索サイトへのリンク) ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1050302172854437248 (徳島大学機関リポジトリ: 106425, CiNii: 1050302172854437248)
7.	趙彤 : 段階的経済成長，貧困のワナとオーバーテーキング, 徳島大学社会科学研究, Vol.21, No.21, 59-78, 2008年. (要約) This paper presents a unified endogenous growth model which can explain the phased economic growth and the posibility of poverty traps and overtaking. Shift in the prime economic growth engines is the main mechanism for the phased economic growth. And the timing of shift in the prime engines decides whether economy is in sustainable growth or fall into poverty traps or catch-up and overtaking. To explain poverty traps and overtaking, such severe assumption as increasing returns or intermediate critical value which are widely used in pervious studies are not assumed in this paper. (キーワード) 貧困のワナ / 段階的経済成長 / キャッチアップとオーバーテーキング / 持続的経済成長 (徳島大学機関リポジトリ) ● Metadata: 231 (文献検索サイトへのリンク) ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1520009408331351936 (徳島大学機関リポジトリ: 231, CiNii: 1520009408331351936)
8.	趙彤 : 人口転換と生産投入財の収穫率, 大阪経大論集, Vol.57, No.2, 179-193, 2006年. (キーワード) Endogenous fertility / Demographic transition / Returns to factors (文献検索サイトへのリンク) ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1520572357023581952 (CiNii: 1520572357023581952)
9.	趙彤 : 内生的成長モデルにおける出生率と子供養育費, 徳島大学社会科学研究, Vol.18, No.18, 161-172, 2005年. (キーワード) 出生率 / 経済成長 / 子育て費用 (徳島大学機関リポジトリ) ● Metadata: 214 (文献検索サイトへのリンク) ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1520009407499501696 (徳島大学機関リポジトリ: 214, CiNii: 1520009407499501696)
10.	趙彤 : 内生的人口成長，子育て費用および経済成長, 大阪経大論集, Vol.53, No.4, 371-391, 2002年. (要約) We apply a dynastic model to an economy where parents make choice of fertility along with decisions about consumption and intergenerational transfers. We consider that rearing children takes an opportunity cost associated with the parental wage, since it brings about subtraction from the time available for work. We show that fertility is negatively related to child-rearing cost in the steady-state, which Barro and Becker (1989) rejects. We also show that fertility is negatively related to the degree of parental altruism toward their children in the steady-state, which is contrary to the contention of Becker and Barro (1988) and Barro and Becker (1989).

総説・解説:

1.	趙彤 : 厳善平著『中国の人口移動と民工』に関する書評, 人口学研究, No.38, 131, 2006年5月.

その他・研究会:

1.	趙彤 : マクロ人口経済学のフロンティア, 博士号論文, 2003年9月. (キーワード) 出生行動 / 経済成長

科学研究費補助金 (KAKEN Grants Database @ NII.ac.jp)

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